男の子のお宮参りはいつ行く?着物の選び方や柄ごとの意味を解説
お宮参りは赤ちゃんの性別によって、服装や正式なお参りの時期が異なります。初めて男の子の赤ちゃんが誕生したご家族の中には、男の子のお宮参りについて基本的なことが分からないという方もいるのではないでしょうか。そこで、今回は男の子のお宮参りの時期や着物の選び方、人気の柄などについて紹介します。あらかじめお宮参りについて確認しておくことで、当日はスムーズにお祝いできるでしょう。
目次
1.そもそもお宮参りとは?
お宮参りとは、赤ちゃんが無事に誕生したことへの感謝を神様に伝えるとともに、健やかな成長と長寿を願う日本の伝統行事のことです。赤ちゃんが生まれた土地の「産土神(うぶすながみ)」に参拝するのが一般的です。しかし、必ずしも産土神に参拝しなければならないという厳密な決まりはありません。有名な神社や家族と縁のある神社、お寺などを選ぶケースもあります。赤ちゃんや産後のママの体調を考慮しながら、参拝しやすい神社を選びましょう。お宮参り当日は、主に神社に参拝してご祈祷を受けます。普通の参拝のように、お賽銭を入れて祈るだけでも大丈夫です。お宮参りの前後には記念写真を撮影したり、食事会を開いたりする家族も少なくありません。
2.【男の子】お宮参りに行く時期は?
正式なしきたりでは、男の子は生後31〜32日目、女の子は生後32〜33日目に参拝するとされています。ただし、地域などによっても日程に差があるため、上記の日程を守らなくても問題ありません。お住まいの地域の方にお宮参りの時期を確認しておくと安心です。昔のお宮参りは赤ちゃんとパパ、パパ側の祖母が参拝するしきたりだったものの、近年ではママが参加するケースが少なくありません。そのため、母子の体調や家族の予定などを考慮しながら、大体生後1ヵ月以降の都合の良い日や縁起の良い日などを選ぶ家族も増えてきています。
3.【男の子】お宮参りの正式な服装
お宮参りの服装はベビードレスやセレモニードレスなどが人気になってきていますが、正装は着物(祝い着)です。性別関係なく、白羽二重という内着の上に祝い着を羽織るスタイルが基本です。男の子の場合は、白羽二重の紋付にのし目模様の祝い着が選ばれることが多いでしょう。のし目模様とは、袖下と腰回りに横一文字の縞模様が入った武家の礼服のことです。
4.【男の子】お宮参りの祝い着の特徴と選び方のポイント
ここからは、男の子の祝い着の特徴と選び方のポイントについて紹介します。
4-1.祝い着の色
男の子の祝い着は、黒色や紺色といった濃い色が選ばれることが多い傾向にあります。柄や金糸などの装飾が映えて美しく見えることも、濃い色の祝い着が選ばれる理由とされています。濃い色という伝統的かつベーシックな色合いに加えて、おしゃれな深緑色・灰色・白色・生成りといった色味も人気です。
4-2.祝い着の柄
男の子の場合、祝い着に描かれる柄は鷹・兜・龍などが定番です。こうした柄には「強く凜々しく、たくましく育つように」という意味が込められています。着物の柄ごとに込められた意味が異なるので、それぞれの意味合いを参考にして選ぶのも良いでしょう。鷹の場合は、鋭い目と立派な爪から「先を見通す力や本質を見極める力を持つように」「幸運を掴めるように」といった意味があります。兜の場合は頭を守る役割があることから「厄災や邪気から身を守り健やかに成長するように」、龍の場合は「出世や大成するように」といった願いが込められています。また、長寿や威厳を意味する松、人との縁を意味する束ねのしといった柄もあります。
5.お宮参りの祝い着は購入とレンタルどちらにすべき?
お宮参りの祝い着を準備する際、購入とレンタルのどちらにすべきか悩むパパママも多いのではいないでしょうか。購入とレンタルにはそれぞれメリットとデメリットがあるので、比較検討した上で選ぶのが良いでしょう。
5-1.購入する
祝い着を購入するメリットは、豊富な色や柄の中から好きなデザインを選べることです。購入した祝い着を仕立て直せば、兄弟で使いまわしたり七五三のときに活用できたりするので便利です。なるべく購入費用を抑えたいという場合は、中古品やアウトレット品を探してみるのも良いでしょう。購入のデメリットは、着物は比較的値段が高く費用がかさみやすいことです。加えて、保管のためにクリーニングやお手入れが必要になるため、メンテナンスにも費用がかかります。
5-2.レンタルする
一方、レンタルのメリットは、購入に比べて費用を抑えられることです。お宮参りの衣装は、フォトスタジオやネットショップでレンタルすることが多いです。記念撮影を行うフォトスタジオによっては、無料で着物レンタルが可能なところもあります。フォトスタジオでの撮影料はかかりますが、購入するより費用は抑えられるはずです。さらに、レンタルを利用すれば、面倒な着物の保管や管理をする必要もありません。着物のクリーニングがセットになっているところが多いので、お宮参りが終わったらそのまま返却できます。レンタルのデメリットは、兄弟がいるとその都度レンタル費用が発生することです。何度もレンタルすることになると、結局購入した方が安いかもしれません。また、日にち指定でレンタルすることが多いので、急な予定変更に対応してもらいにくいというデメリットもあります。
6.お宮参りにおける家族の服装と選び方のポイント
赤ちゃんが主役の行事であるお宮参りは、家族の服装も注意して選ばなくてはいけません。ここでは、家族の服装選びのポイントを解説します。なお、家族の服装に厳格なルールはありませんが、カジュアル過ぎる服装や派手過ぎる服装は避けてください。
6-1.【ママ】お宮参りの服装
基本的に家族の服装は、赤ちゃんに合わせます。赤ちゃんが正装なら、ママも訪問着や色無地、付下げといった和装を着ます。ベビードレスといった洋装の場合は、セレモニースーツやワンピースなどのフォーマル感のある服装を選びましょう。赤ちゃんの服装より華美になり過ぎないように注意してください。
6-2.【パパ】お宮参りの服装
パパはスーツを着用し、ネクタイを締めるスタイルが一般的です。赤ちゃんが正装の場合は、ブラックのフォーマルスーツといった礼服を着用します。赤ちゃんが洋装の場合は、ダークカラーのスーツを選んで格を合わせてください。赤ちゃんやママと合わせて着物を着用するなら、紬の着物と羽織が一般的です。着物には格があるので、主役の赤ちゃんより格が高くならないように気をつけましょう。
7.赤ちゃんの晴れ姿を記念撮影で残そう!
お宮参りは、赤ちゃんの大切な行事です。特別な日の思い出を残すために、記念撮影をする家族が多い傾向にあります。赤ちゃんの晴れ着姿をきれいに写真に残したいなら、撮影はプロに任せるのがおすすめです。カメラに慣れていない方がセルフ撮影すると、赤ちゃんのいい表情を写真に収めるのは難しいでしょう。また、家族の誰かがカメラマンになる必要があるので、全員で記念撮影を撮ることはできません。赤ちゃんの撮影に慣れたプロに依頼すれば、家族全員が写真に収まりつつ、赤ちゃんのかけがえのない一瞬を美しく残せます。天候に左右されないフォトスタジオでの撮影はもちろんのこと、お宮参りの風情ある写真を残せる出張撮影もおすすめです。
8.赤ちゃんにぴったりの着物を見つけてお宮参りのお祝いを
男の子のお宮参りは、着物が正装となります。様々な種類の服装をチェックして、我が子にぴったりの1着を見つけましょう。お宮参りの記念撮影を検討しているなら、プロに依頼することをおすすめします。フォトスタジオメゾンでは、多彩な最新スタジオセットや豊富な衣装を用意しています。スタジオ撮影も出張撮影も可能なので、お宮参りの際はぜひフォトスタジオメゾンにご相談ください。