お宮参りはいつ行けばいい?服装やマナーなど必要な準備を紹介
お宮参りは古くから伝わる儀式で、出産後初めて赤ちゃんと一緒に本格的な外出をする機会となることも多いお祝いです。初めて赤ちゃんが誕生した家庭の場合、お宮参りをする時期や服装などが気になる人もいるでしょう。マナーがわからなくて心配という人もいるかもしれません。そこで、この記事ではお宮参りの時期や服装の選び方など、必要な準備をご紹介します。
目次
1.お宮参りとは
お宮参りとは、土地の守り神である産土神(うぶすながみ)に赤ちゃんが生まれたことを報告し、健やかな成長と健康をお祈りする伝統行事です。「初宮参り(はつみやまいり)」「初宮詣(はつみやもうで)」とも呼ばれます。お宮参りは、神社に参拝してご祈祷をうけることが一般的です。正式には神主さんに本殿で祝詞をあげてもらうとされていますが、厳密なルールはないため赤ちゃんやお母さんの体調によっては賽銭箱の前でお参りするだけでも問題はありません。赤ちゃんを抱くのは誰でも構いませんが、決めておくとお参りがスムーズにできます。現在では赤ちゃんの祖父母やおじ、おばまでそろって賑やかに赤ちゃんを祝う行事となっているため、お宮参りの前後で記念に家族写真を撮ったり食事会を開いたりするケースも多いです。
2.お宮参りをする神社の選び方
お宮参りは古くから、赤ちゃんが生まれた土地に宿る神様である「産土神(うぶすながみ)」に参拝することが一般的です。産土神社が複数ある場合は自宅から近い行きやすい神社や、結婚式を挙げた思い入れのある神社など自分に合うところを選ぶと良いでしょう。産土神にこだわらず有名な神社やご縁のある神社、安産祈願をしたお寺などにお参りするという方法もあります。お寺によってはお宮参りができないこともあるので、事前の確認が必要です。お参りのあとに記念撮影をする場合は、写真スタジオからの距離も頭に入れておきましょう。移動距離が長いと赤ちゃんやお母さんの体に負担がかかるおそれがあるため、体調を考慮してお宮参りの場所を選ぶことも大切です。
3.お宮参りに行く時期はいつ?
正式なしきたりでは赤ちゃんが男の子なら生後31~32日、女の子なら生後32~33日目に参拝することになっており、生後1カ月が目安です。しかし、必ずしもしきたり通りにする必要はありません。生後1カ月ごろの赤ちゃんはデリケートな時期で、体調を崩しやすい傾向があります。最優先すべきなのは赤ちゃんとお母さんの体調です。柔軟に考えて長時間の外出が不安な場合は、無理のない時期に予定をずらしてもかまいません。地域によっては、「百日祝い(お食い初め)」などとあわせてお宮参りのお祝いをします。地域の習慣に合わせることも大切なので、土地に馴染みがなければ周囲の人に聞いて時期を確認しておきましましょう。
4.お宮参りの時期をずらす場合の注意点
前章にある通り、地域によっては生後100日前後にお宮参りを行うこともあります。そう考えると、生後3カ月程度であれば日程をずらしても問題はないといえます。しかし生後1年など大幅に遅くなると、赤ちゃんの初誕生と重なるため注意が必要です。お宮参りは、遅くとも生後半年以内に行くとよいでしょう。お宮参りの時期が気候の厳しい真夏や真冬などに当たる場合は、赤ちゃんやお母さんの負担となるため避けるのが無難です。
5.お宮参りをするときの服装
お宮参りで頭を悩ませるのが、赤ちゃんと家族の服装です。普段着でもよいのか正式な服装があるのか、あるとしたら暑さや寒さの対策はどうするのかなどわからなくて困る人も多いでしょう。お宮参りは赤ちゃんや家族にとって特別な行事となるからこそ、ふさわしい服装を選ぶことが大切です。ここでは、お宮参りの服装についてご説明します。
5-1.お宮参りの赤ちゃんの服装
お宮参りの赤ちゃんの服装は「白羽二重」と呼ばれる内着の上に、祝着(のしめ)を羽織るスタイルが正装となります。ベビードレスや、ベビードレスの上に祝着をかけるスタイルも人気です。最近では、男の子用のベビードレスも用意されています。ベビードレスなら赤ちゃんも快適で、手入れも簡単です。お宮参りの服装は赤ちゃんの機嫌や気温に合わせて、負担にならないものを選びます。厳格な決まりはないため普段着でもかまいませんが、記念撮影をする場合は一生の思い出として残るのでよそ行きの服装がよいでしょう。
5-2.お宮参りの家族の服装
女性の服装は和装なら訪問着や色無地、洋装ならセレモニースーツやワンピースなどが一般的です。髪はまとめると清潔感が出ます。ナチュラルなメイクで、控えめな華やかさを演出しましょう。男性はスーツが基本ですが、服装のポイントとしてカラーシャツや柄のあるネクタイでも大丈夫です。しかし、派手すぎるスーツやカジュアルすぎるデザインは避けましょう。お宮参りの主役は赤ちゃんです。大人の服装は、基本的には赤ちゃんの衣装に合わせて和装か洋装のどちらかを選択します。
6.お宮参りで知っておきたいマナー
お宮参りでご祈祷を受ける場合は、「初穂料」を納めることになります。相場は5000円~1万円程度ですが、金額が決めらている神社もあるので事前に確認しておくと安心です。確認は神社のサイトや電話で行えます。初穂料は白い封筒または紅白で蝶結びの水引が付いたのし袋を用意し、表書きの上段には「御初穂料」、下段には「赤ちゃんの姓名」を書きます。お祝い事には新札を使うという習慣があるため、新札かできる限りきれいなお札で納めることが望ましいとされています。直接受け付けで支払うシステムの神社もあるので、初穂料と合わせて支払い方法も確認しましょう。また、神社とお寺では参拝の作法が異なります。お寺の場合は、宗派によって違う場合もあるため確かめることが必要です。
7.お宮参りに必要な持ち物リスト
当日の主な持ち物や、あると便利なものは以下の通りです。神社で祈祷をする場合は、初穂料を忘れないようにしましょう。普段のお出かけにも必要なおむつセットには、おむつとおしり拭き、ビニール袋を入れます。ミルクセットは、粉ミルクと哺乳瓶、魔法瓶や授乳ケープ・パッドです。赤ちゃんの着替えやよだれかけの予備、おくるみやタオル、ガーゼも必需品です。万一に備えて、保険証や母子手帳もバッグにいれておきましょう。赤ちゃんの機嫌が悪いときや写真を撮るときには、おもちゃがあると重宝します。抱っこひもや除菌シートもあると便利です。自分で写真を撮影するなら、カメラとバッテリーも欠かせません。お宮参りが暑い時期なら日傘や扇子、寒い時期には上着や赤ちゃん用の防寒着なども持参しましょう。
8.お宮参りの記念に!写真撮影がおすすめ
お宮参りは、赤ちゃんにとって一生に一度のお祝い事です。貴重な瞬間を写真に残しておきましょう。セルフ撮影は参加者の誰かがカメラマンとなるため、家族全員で写真に収まることが難しくなります。プロのカメラマンに依頼しフォトスタジオや境内で撮影をすると、赤ちゃんの晴れ姿や家族全員がそろったお宮参りらしい風情のある写真を撮影できます。サイズや種類も豊富なレンタル衣装を利用すれば、衣装選びにも困りません。晴れの日ならではの特別感のある写真を撮影できます。
9.しっかりと準備をしてお宮参りをしよう
お宮参りは一般的に生後1カ月ごろのお祝いですが、現在では厳格な決まりはありません。赤ちゃんやお母さんの体調や、家族の都合に合わせてお参りをしましょう。フォトスタジオメゾンはお宮参りの衣装選びからスタジオ撮影、神社へのお参り撮影まで幅広い対応が可能です。横浜や川崎エリア在住の方は、ぜひお気軽に問い合わせください。
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