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お宮参りの産着は購入とレンタルどちらにする?相場やメリット・デメリット

生後1カ月ごろに執り行われるお宮参りですが、赤ちゃんが着る着物を購入しようか、レンタルしようか迷っている人もいるのではないでしょうか。

お宮参りは子どもの健やかな成長を願い、思い出にも残る大切な行事です。着物の購入とレンタルのメリットを把握し、万全の準備で臨みましょう。この記事では、お宮参り用の着物の購入とレンタル、それぞれのメリットとデメリットについて解説しています。

1.お宮参りの着物を購入する場合の費用相場

「祝い着」や「産着」とも呼ばれる赤ちゃんのお宮参り用の着物は、3~5万円が相場です。インターネットで購入すると1~20万円、実店舗では2~30万円となり、価格には幅があります。

金糸や銀糸、ラメ糸を使って華やかな刺繍が施されていたり、生地に正絹が用いられたりしていると10万円以上の着物になります。絹で織られた「白羽二重」を着た上から、祝い着をかけるのが正式な着方です。白羽二重は生後1カ月の赤ちゃんの肌にも刺激が少なく、着心地も良いですが、価格も高くなります。祝い着の下は見えにくいので、ガーゼで織られた長襦袢や、赤ちゃん用のドレスで代用するケースも増えています。

2.お宮参りの着物をレンタルする場合の費用相場

お宮参り用の着物は買う以外に、レンタルする方法もあります。

レンタルには2パターンあり、1つは実店舗で借りる方法です。写真スタジオや貸衣装店などの実店舗から祝い着を借りると、費用は5000円~5万円かかります。シンプルな祝い着を借りるだけなら、費用を抑えられます。金銀糸で豪華な装飾が施された祝い着を借りたり、記念撮影のオプションを多く付けたりすると費用は高くなるでしょう。

もう1つは、オンラインのレンタルサービスを利用する方法です。オンライン上で着物を貸し出すサービスも普及しています。オンラインで祝い着をレンタルすると、3000円~5万円かかります。

3.お宮参りの着物を購入するメリット

お宮参り用の着物を購入するメリットは、以下の3つです。

3-1.お宮参りの着物を七五三のときに使える

お宮参り用の着物は仕立て直しをすれば、七五三の際にも活用できます。着物は一枚の反物を縫ってできているため、糸を解けば仕立て直しは容易です。5歳までは問題なく仕立て直しできますが、成長具合によっては7歳では生地が足りず、仕立て直しが難しい場合もあるでしょう。

3-2.購入した着物を代々受け継ぐことができる

お宮参り用の着物を購入すると、弟や妹が生まれた時にも使えます。生地が劣化しないように大切に保管すれば、孫やひ孫の代まで受け継ぐこともできるでしょう。親子や兄弟、姉妹で同じ着物を着たお宮参りは、良い思い出として残り、絆も深まります。

3-3.選択肢が豊富

着物は購入する方が、選択肢が広がります。時間をかければ満足する柄や刺繍が施された着物が見つかりますし、男の子なら家紋を入れることも可能です。また、着物だけではなく、スケジュールの選択肢も増えます。赤ちゃんや産後の母親の体調は変わりやすく、予定した日に体調を崩す場合もあるでしょう。お宮参り用の着物を購入して手元にあるなら、無理をして予定に従う必要はありません。赤ちゃんの体調が良くなってから、お宮参りに行くという選択もできます。

4.お宮参りの着物を購入するデメリット

お宮参り用の着物を購入する場合にもデメリットがあり、以下に紹介します。

4-1.費用が高くつく

お宮参り用の着物を購入する場合は、こだわりがあるケースが多く、費用が高くなりがちです。金糸や銀糸を使った豪華な刺繍や、正絹を用いた着物は費用が高く、家紋を入れるとさらに費用は高くなります。形式にもこだわるなら、絹で織られた白羽二重も必要になるでしょう。選択肢が多く、自由度が高い分、着物の購入は費用がかかります。

4-2.お手入れの手間がかかる

着物は使用した後のクリーニングと、保管中の虫食い対策などが必要です。着用した着物には、汗やほこりが付きます。赤ちゃんであれば、よだれも付くでしょう。着物に付いた汚れをそのままにするとシミや色褪せ、虫食いの原因になります。保管する前にクリーニングに出す必要があり、費用は4000円~1万円です。また、保管中は虫やカビの発生、におい移りなどを防ぐための陰干しが必要になります。購入した着物は状態を保つために、お手入れの手間がかかります。

5.お宮参りの着物をレンタルするメリット

お宮参り用の着物をレンタルするメリットには、以下の3つがあります。

5-1.低コストで済む

祝い着は、時期や質によって違いがありますが、購入に比べると費用を抑えられます。基本的には生後30日ごろに執り行われるお宮参りですが、延期するケースもあります。夏や冬は赤ちゃんにとって気候が厳しいので、時期をずらして春や秋の穏やかな気候にお宮参りを執り行う家庭が増えます。また、祖父母が遠方から参加する場合は、連休にお宮参りのスケジュールを組むこともあるでしょう。そのような時期は通常に比べて、着物のレンタル料金が高くなりますが、それでも購入に比べて費用を抑えられる可能性があります。

5-2.スタジオ撮影とセットでお得になることがある

写真スタジオによっては、お宮参り用の着物と撮影がセットになったプランが用意されている場合があります。記念撮影を予約すれば着物のレンタルが無料になったり、着物のレンタルに無料の記念撮影が付いていたりするプランもあります。前撮りや後撮りがあり、お宮参り当日と合わせて2日を要する場合や、1日で撮影とお宮参りを執り行うなど、プランの内容は写真スタジオによってさまざまです。事前にプランの料金と内容を確認しておきましょう。

5-3.着物の返却のみで手間がかからない

着物のレンタルはクリーニング料金が含まれているケースが多く、返却するだけなので手間がかかりません。購入した着物は状態を維持するために、着用後のクリーニングと虫食い対策などの手間が必要です。手間のかからないレンタルですが、着物の汚れ具合や破損によっては追加料金が発生する場合もあるので注意しましょう。

6.お宮参りの着物をレンタルするデメリット

着物のレンタルにもデメリットがあります。以下に2つのデメリットについて解説します。

6-1.着物のバリエーションが限られやすい

着物のレンタルはバリエーションが限られがちです。レンタル用の着物は選ばれやすい代表的な柄が、重点的に揃えられています。似た柄が多くなるので、こだわりや個性を出したい場合は納得するデザインを探すのが難しくなるでしょう。また、人気の柄は予約が集中します。希望する柄の予約が埋まっている可能性もあります。

6-2.キャンセル料が発生する可能性がある

店舗によっては、着物のレンタルをキャンセルすると、キャンセル料金が発生する場合があります。赤ちゃんや産後の母親は体調を崩しやすいため、予定通り進めるのは難しい場合もあるでしょう。着物を購入しているならスケジュールの変更が容易ですが、レンタルだとキャンセルする必要があります。キャンセル料金の有無や、金額は店舗によって違いがあるので、事前に確認しておきましょう。また、着物の返却予定日を過ぎると延滞料が発生し、日数次第では高額になるので注意が必要です。

7.購入・レンタルの特徴を比較してお宮参りの着物を選ぼう

お宮参り用の着物は、購入すれば選択肢が広い反面、費用や手間がかかります。

一方、レンタルはバリエーションが限られるものの、費用と手間を抑えられるメリットがあります。それぞれのメリットとデメリットを把握し、目的に合った方法を選択しましょう。また、レンタルするなら柄や装飾のラインナップが充実していることが、お店選びのポイントの1つです。

フォトスタジオメゾンは、お宮参り用の着物が充実しており、記念撮影のプランに祝い着の無料レンタルが付いています。お宮参り用の着物のレンタルを検討しているなら、プランの確認や相談をしてみてはいかがでしょうか。

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